
column

一昔前の新築住宅の照明は大きなシーリングライトが主流でしたが、最近はデザイン性に優れるダウンライトを選ぶ方が増えてきました。
天井に埋め込むダウンライトはとてもおしゃれですが、意外と配置が難しいため失敗談も少なくありません。
今回は新築住宅のダウンライト照明でよくある失敗例と対策を、セットで覚えていきましょう。
記事の最後に間取り別のおしゃれなダウンライト施工事例も紹介しますので、イメージづくりの参考にもどうぞ♪
目次
■新築でダウンライトが人気の理由
■新築のダウンライト失敗例と対策
■【間取り別】おしゃれなダウンライトの施工事例

器具が見えないフラット仕様のダウンライトは、お部屋がスッキリ広く仕上がるのが大きな魅力です。
リビングやダイニングなどの広いお部屋はもちろん、廊下や洗面所などコンパクトな空間でもスッキリ効果が期待できます。
シーリングライトは傘の部分にホコリや虫の死骸が溜まるため定期的なお掃除が必要ですが、ダウンライトはそのような手間がないのもメリット。

照射範囲が狭いダウンライトは、バランスを取ることで空間に明暗が付き、高級感や落ち着いた雰囲気を演出しやすいのも特徴です。レストランやホテルのような空間をつくりたいときにもおすすめ。
おしゃれなシーリングライトは一つ数万円することも珍しくありませんが、ダウンライトは単価が安くてもデザインに差が出にくい点も特徴です。一つひとつが安いので、リビングなど広い空間に複数使っても、建築価格に影響しにくいのは大きなメリットといえるでしょう。
ダウンライトは数が多いため電球切れ時の交換が面倒でしたが、寿命の長いLEDの普及で交換頻度が減ったのも人気の理由です。最近のLEDは数万時間寿命があるので、毎日点けても10年近く持ってくれます。
ここからは、先輩たちから良く挙がるダウンライトの失敗例を見ていきましょう。対策とセットで覚えて、新築照明プランの後悔を防いでください。
ダウンライトはシーリングライトより照射範囲が狭いため、家具の買い替えなどで位置がずれて困るのはよくある失敗例です。位置がずれると暗くなってしまったり、見栄えが悪くなってしまったりするケースがあります。

ダウンライトに限らずですが、照明プランを考えるときはテーブルやソファのサイズや配置も図面上でしっかり確認しましょう。いま使っている家具をどれくらい使うのか、買い替えるとしたらどんなサイズかなど、細かくシミュレーションしてみてください。
リビングのソファなど実際に住んでから微妙に位置を変えたくなる場所は、光の向きを変えられるユニバーサルを付けておくのも対策の一つです。価格は少し高くなりますが、模様替えや家具の買い替えがあっても対応しやすくなります。
ダウンライトは微妙に明暗が付きやすいため、均一な照らし方のシーリングライトに慣れていると暗く感じるかもしれません。落ち着いた雰囲気になるのはメリットですが、失敗すると薄暗い印象になってしまいます。

リビングなど多目的に使うお部屋の場合、ダウンライト一本ではなくシーリングライトと併用するのも一つの手段です。
食事や読み書きをするときはシーリングライトで明るく、映画を見るときはダウンライトでムーディーに、といった使い分けもできます。
ダウンライトのみで明るさを確保するなら、光の照射範囲が広いモデルを選びましょう。電球と本体が一体化したモデルは、比較的照射範囲が広いものが多いです。電球交換時は電気屋さんに依頼する必要がありますが、10年以上使えるのでクロス張替えと一緒に交換すればそれほどデメリットにはなりません。
ダウンライトの位置が悪いと、ソファやベッドでくつろいでいるときにまぶしさを感じることがあります。立っているときは気にならなくても、ソファに座ると視界に入ってまぶしくなるケースも…。

リビングや寝室などくつろぎタイムを過ごす場所は、調光機能を付けておくのがおすすめです。普段はフル点灯しておやすみ前は暗めにするなど、シーンに応じてちょうど良い明るさに調整できます。

複数のスイッチに系統を分け、点灯するダウンライトの数を調整できるようにするのも対策の一つです。例えばソファの真上とお部屋の四隅で系統を分けておけば、くつろぐときはソファを暗くしてまぶしさを防げます。
本やスマートフォンを見るとき、ダウンライトが自分の背中側にあると手元が暗くなってしまいます。図面ではなかなか予測しにくいため、いざ暮らし始めてから失敗に気づく方が多いようです。

非常に地道な方法ですが、図面を見ながら家具の配置とライフスタイルを細かくシミュレーションするのが効果的な対策です。本や新聞を読んだり、デスクでPCやタブレットを操作したりする場所は、影にならないようにダウンライトを配置しましょう。

埋め込み型のダウンライトは自分で器具交換できないため、シーリングライトのように手軽に人感センサーモデルに交換できません。玄関や廊下など短時間通るだけの場所は、なるべく最初から人感センサータイプにしておくのがおすすめです。
最後に、実際のおしゃれなダウンライト実例を間取り別に紹介します。

センターのメイン照明と別に、壁際のダウンライトで玄関をおしゃれに演出♪壁が明るくなることとで、広く見えるのもメリットです。

リビング全体をダウンライトでそろえ、スッキリとした印象に仕上げました。ソファ上とお部屋の四隅に配置することで、シーンに応じて明るさを切り替えられます。

木目調のアクセントクロスとダウンライトの組み合わせも、スタイリッシュな印象ですね。複数のダウンライトもバランス良く配置すれば、おしゃれなアクセントになります。

壁際のダウンライトは、ほんのり壁を照らして高級感を演出してくれます。エコカラットの凹凸感も強調され、よりおしゃれに見えますね♪

梁見せ天井の間にダウンライトを配置し、整った印象を与えるのもおしゃれですね。

ホワイトの天井にブラックカラーのダウンライトとダクトレール照明を使い、空間を引き締めています。ブラケットライト・スポットライトなど複数の照明を使い分けるのもおしゃれなテクニック。

リラックスタイムを過ごす寝室には、暖色系の落ち着いたダウンライトがピッタリです。まぶしさを感じないようにお部屋の隅に配置し、ほんのりとした明るさに調整しています。

モダンテイストのおしゃれな和室なら、四角いダウンライトでスタイリッシュに仕上げるのもおしゃれです。現代的なイメージでスッキリ仕上がりますね。

バルコニーの天井にダウンライトを仕込めば、夜になると外観を素敵に彩ってくれます。おしゃれな外観づくりにおすすめの、コストパフォーマンスが良いアクセントです。
ほかにもダウンライトを活用したおしゃれな施工事例をたくさん掲載していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
現代的でスッキリした仕上がりのダウンライトは、マイホームの照明プランでぜひ検討したい選択肢の一つです。配置の難しさはありますが、上手に使いこなせばおしゃれなお部屋づくりに役立ちます。今回の記事がおしゃれな照明プランづくりに役立てば幸いです♪
千葉県でおしゃれな注文住宅を建てるなら、地元密着ハウスメーカーの君津住宅にご相談ください。デザイン・機能・住み心地すべてにこだわり、リーズナブルな価格で理想の住まいづくりをサポートしています。二階建てから平屋までさまざまなプランをご用意していますので、どんなご要望もお気軽にご相談ください。
千葉県内の二カ所に自社モデルハウスもご用意しています。実際の間取りやデザイン、ダウンライトの雰囲気なども体感できますので、こちらもお気軽にどうぞ。
住所 : 千葉県千葉市緑区鎌取町54-1他
電話 : 043-291-1500
アクセス : JR「鎌取駅」より徒歩6分
住所 : 千葉県木更津市貝淵3-13-49
電話 : 0438-20-3771
アクセス : JR「木更津」駅より徒歩22分。館山自動車道「木更津南IC」より約6分