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リビング階段は吹き抜けなし?あり?メリット・デメリットとその対策をご紹介

リビング階段

リビング階段は今や人気の間取りのひとつです。

そしてリビング階段との組み合わせて、吹き抜けを設ける間取りも高い人気を誇っています。

一方で、「リビング階段と吹き抜けを組み合わせはおしゃれだけど機能的にどうなのかな?」といった不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムではリビング階段と吹き抜けの組み合わせに注目し、メリットとデメリット、そしてデメリットにはどのような対策があるのかについてご紹介したいと思います。

リビング階段にしたい方、リビング階段と合わせて吹き抜けなしかありかで迷っている方はぜひ、ご一読くださいね。

 

 

リビング階段とは

リビング階段

まずは「リビング階段」についておさらいしておきましょう。

「リビング階段」とは、リビング内に上階への階段が設けられている間取りのことで、「リビングイン階段」と呼ばれることもあります。

従来の家では玄関を入ると玄関ホールや廊下に階段が設けられている間取りが一般的でした。

しかし最近では、リビング階段の人気がとても高まっています。

その理由には、

 

①家族とのコミュニケーションの機会が増える

②廊下のない間取りも可能なため面積を有効に使える

③おしゃれな雰囲気が出せる

④リビングが開放的になる

 

といった点が挙げられます。

特にお子さまのいるご家庭では生活動線の一部にリビングが組み込まれることで、お子さまがの成長に伴って帰宅後すぐに自室へ行ってしまうといったことが避けられるため、家族のコミュニケーションの面でのメリットを感じて取り入れられる方はとても多いです。

また、一般的な住宅だけでなく狭小地や変形地などに建てる場合にも、リビング階段を取り入れることで、廊下などを省きその分リビングや他に広く使いたいスペースに利用することができます。

 

 

吹き抜けとは

吹き抜け

次に「吹き抜け」についてみてみましょう。

「吹き抜け」とは、複数の階層にまたがって、空間を連続させたスペースのことを言います。

たとえば2階建ての住宅で考えると、1階の天井と2階の床を設けずに上下階をつなげた部分の空間を「吹き抜け」と言います。

吹き抜けは主に玄関やリビング、階段部分で用いられることが多く、その魅力としては、

 

①採光がよく室内が明るくなる

②風通しがよくなる

③空間に開放感を生み出せる

④おしゃれな雰囲気になる

 

といった点が挙げられます。

方角や周囲の環境によって採光が限られている場合でも、吹き抜けをつくることでリビングや空間に明るさを取り入れることもできますね。

 

 

リビング階段と吹き抜けを組み合わせるメリット

リビング階段は吹き抜けと合わせて用いられるケースはとても多く、もしかすると、「リビング階段」と聞くと吹き抜けと組み合わせた空間をイメージされる方も多いかもしれませんね。

リビング階段と吹き抜けを組み合わせると、それぞれの良さを相乗効果によってさらに高目ることができます。

では具体的にどの様なメリットがあるのかご紹介します。

 

 

圧倒的な開放感で空間を広く見せることができる

リビング階段と吹き抜けの組み合わせ

リビング階段と吹き抜けを組み合わせた場合、想像以上の開放感を生み出すことができます。

同じリビングの畳数であっても、リビング階段と吹き抜けを組合すことでより空間に高さと奥行きがうまれ、とても広く見せることが可能です。

廊下などをなくしてリビング階段とした場合には、実際の広さ自体も広くとれますね。

階段に蹴込板のないいわゆる「スケルトン階段」を用いた場合は、より空間を広く開放的に見せることができます。

 

 

自然光をふんだんに取り入れることができ室内が明るくなる

リビング階段と吹き抜けの組み合わせ

採光性の高さは、吹き抜けの大きな魅力です。

高い位置から階下まで存分に日光を取り入れてくれるので、日中は自然光だけでも十分なくらい明るさを保てることでしょう。

階段と組み合わせることで階段自体も明るくなため、安全面でもプラスに働きます。

 

 

風通しがよくなる

吹き抜けの風通しの良さ

上下階がつながりを持つことで空間に高低差が産まれ、通常の家にはない風の通り道ができます。

住宅内の空気が循環することは、湿度の緩和等思った以上におおきなメリットがあります。

最近は24時間換気が義務付けられていますが、やはり自然の風による空気循環は気持ちの良さが違います。

シーリングファンを取り付ければさらに効果的ですね。

 

 

おしゃれな空間に仕上げることができる

リビング階段も吹き抜けも、それぞれ空間をおしゃれに見せる効果があります。

この二つの組み合わせによって、よりその効果を発揮します。

リビング階段と吹き抜けの組み合わせ

たとえばこちらの実例のように、黒のアイアンを用いたデザインが目を引くリビング階段と吹き抜けの組み合わせは、現代のトレンドを意識しながらも、シンプルでおしゃれな空間を造り出しています。

また高さのある吹き抜けが非日常的な雰囲気も感じさせるため、まるでおしゃれなお店のような空間が出来上がります。

 

リビング階段と吹き抜けの組み合わせ

また、カントリー調のインテリアが魅力的なこちらの実例では、木目の美しいリビング階段と吹き抜けの下にソファを配置することで、より温かみのあふれるくつろぎの空間を演出しています。

このようにテイストの違う住宅でも、リビング階段と吹き抜けの組み合わせはそれぞれにマッチして、空間をよりおしゃれに魅せることができます。

 

その他の君津住宅の施工事例はこちらから

 

 

リビング階段と吹き抜けを組み合わせた場合のデメリット

一方で、リビング階段と吹き抜けを組み合わせることで、デメリットもいくつか生じます。

 

 

調理などのにおいや音が上階・下階へ伝わりやすい

料理のにおい

室内が上へ向かって開放的であるがゆえに、1階で調理しているにおいなどは上階へ伝わりやすくなってしまいます。

また、音の伝わりもよくなるため、2階のお子さまの足音が1階へ響いたり、1階で大きな声で会話していると2階へ伝わりやすくなるといった面もあります。

 

 

空調の効きが悪くなる

「リビング階段や吹き抜けは空調の効きが悪くなる」といった話を耳にしたことがある方は、多いのではないでしょうか。

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へといった空気の性質によるものですが、特に1階が寒いという声は多く聞かれました。

近年の住宅は気密性や断熱性が格段にあがっているため従来ほどではありませんが、やはり上部へ開放的なリビング階段と吹き抜けの組み合わせでは空間が自体が大きくなるため、空調の効きは一般的な部屋と比較するとやはり多少劣ります。

 

 

来客時に気を遣う

リビングへ来客がある際に気を遣うといったデメリットが生じることもあります。

たとえば来客中に帰宅した場合、リビングを横切って2階へあがるタイミングで気を遣うことも。

また、来客中に2階から1階へ降りるときに、何度も往復するのははばかられるといったケースもあります。

 

 

掃除や電球の取り換えが大変

吹き抜けの梁や窓、階段の裏面のなどの比較的高い箇所は、掃除が大変です。

脚立でも届かない高さは危ないため、こまめに掃除することは難しいかもしれません。

また、高い位置に照明を取り付けている場合は、万が一切れたときに交換するのが大変といった面もあります。

 

 

デメリットにはこんな対策がある

スタイリッシュな吹き抜け

デメリットがあってもやはり魅力的なリビング階段と吹き抜けの組み合わせ。

なんとか快適に取り入れる方法を知りたいですよね。

上記のようなデメリットには、次のような対策があります。

 

 

においや音への対策

調理中のにおいがきになるならば、機能性の高い換気扇を取り付ける方法があります。

また、キッチンをセミオープンにして壁面部分を増やすことで、換気扇の効きがよくなりにおいの拡散も軽減することができます。

音に関しては、間取りを考える際に、静かに寝たい寝室を吹き抜けからなるべく離れた位置に配置したり、2階の各部屋の壁や床の防音性をアップさせておくとよいでしょう。

ちなみに上階の床からの足音等は、木造住宅では吹き抜けがない場合でもどうしても響きやすいといった特徴があります。

子ども部屋に防音性の高い防音マット等を敷くと、多少軽減することができます。

 

 

空調の効きへの対策

先述の通り気密性や断熱性がアップした近年の住宅ですが、リビング階段と吹き抜けがある場合はシーリングファンの取り付けをおすすめします。

シーリングファンで効率的に空気を巡回させることで、空調の効きもよくなります。

 

 

来客時の対策

開放的な空間が魅力のリビング階段と吹く抜けですが、少しプライバシーにも配慮するのであれば、間取りを決める際に位置を工夫するとよいでしょう。

たとえばリビング内でも玄関により近い位置に階段を配置すれば、帰宅後来客があっても横切ることなく上階へ上がることができます。

 

<参考コラム>リビング階段でおしゃれなマイホーム♪デメリット対策で後悔も防ぐ

 

 

まとめ

リビング階段と吹き抜けの組み合わせについて、メリットデメリットや対策についてお伝えしました。

リビング階段と合わせて、吹き抜けなしにするかありにするかで悩まれる方は多いと思いますが、メリットとデメリットととその対策を把握して考え、魅力を感じる部分が上回れば取り入れても後悔することは少ないのではないでしょうか。

せっかくのマイホーム。

機能的にもデザイン的にもより満足のいくものにしたいですね。

 

 

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住所 : 千葉県木更津市貝淵3-13-49
電話 : 0438-20-3771
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監修者情報

(株)君津住宅 編集チーム

(株)君津住宅 編集チーム

【許可・登録】
建設業許可 千葉県知事(般-2)第34254号
宅地建物取引業免許 千葉県知事(8)第11486号

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