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子育てしやすい間取りとは|モンテッソーリを住宅に取り入れる
新築住宅を考えるきっかけとして「子供が生まれたから」というケースは多いです。
せっかく新築住宅を建てるのであれば、子供の成長を促し健やかに暮らせる間取りにしたいもの。
そこで本記事では、最近話題の「モンテッソーリ教育」の考え方に基づいた間取りをご紹介していきます。
これから新築住宅をご検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
子どもにのびのび育ってほしい|「モンテッソーリ教育」が人気
厚生労働省のデータでは2022年の出生数は「79万9728人」という結果で、現在少子高齢化が急速に進んでいます。
80万人を割れるのは過去初めてのことで、この背景としては「教育費の増加」「子供を持つことへの不安」といった理由が考えられます。
以前に比べて子ども一人に掛かる教育費や娯楽費が大きくなっており、「教育にしっかり力を入れたい」という意識の家庭が増えているのです。
こうした状況の中「モンテッソーリ教育」という方針が注目を集めています。
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育とは、欧米を中心に広まっている教育方針のことを指します。「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という前提により、発達する力を信じることに重点を置いています。大人が何かを教えるのではなく、「子供の成長を見守り、物的・人的環境を整える」というスタンスが特徴です。
モンテッソーリ教育の分野①日常生活の練習
モンテッソーリ教育では、「日常生活」を大切にします。
これには「コップで水を飲む」「自分で服を着替える」といった日常動作が含まれ、自分で自分の身の回りのことができるようにしていきます。
あえてコップはガラス製にするなど、「落としたら割れる」という原理が分かるようにします。
また一般的な保育園や幼稚園では「ひな祭りやクリスマス」といった行事が多いものですが、モンテッソーリ教育ではあまり行われません。
これは「日常生活」の方に重点を置くため、行事の練習などで日常のリズムが崩れるのを避けるためです。
モンテッソーリ教育の分野②感覚教育
モンテッソーリ教育では、視覚や触覚といった「感覚」の発達を促す取り組みを行います。
具体的には、カラフルに色分けされたパズルや本物の木を使ったおもちゃ等が挙げられるでしょう。
「一日中テレビを見ている」という状況を避け、年齢や発達に合わせた感覚教具で遊べるようにします。
モンテッソーリ教育の分野③言語教育
子どもの興味や関心に合わせて、語彙を豊かにしたり文法を学んだりします。
モンテッソーリ教育では「絵カードやパズル」といった独特の教材を使い、自分から興味を持てるような環境を整えます。
モンテッソーリ教育の分野④算数教育
算数教育では数を覚えたり計算したりする作業ではなく、様々な色や形状の教具で「触覚を使って」感覚的に数字と触れ合います。
まずは数に興味を持たせ、徐々に計算や暗算といった抽象的思考のレベルに到達することを目的としています。
モンテッソーリ教育の分野⑤文化教育
文化教育とは「歴史や生き物、地理や気象」といった社会科・理科に相当する幅広い分野を指します。
単なる詰め込み教育ではなく、子ども自身があらゆる分野に興味を持てるような仕掛けとなります。
幼少期に幅広いジャンルに触れることで、その後の学童期への移行もスムーズになるでしょう。
子育てに最適な間取りのポイント|モンテッソーリ教育
ここでは、モンテッソーリ教育の考え方に基づいた間取り計画のポイントについてご紹介していきます。
通常の間取りよりも「子ども目線」でのプランとなりますが、大人にとっても過ごしやすい間取りです。
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①無駄のない動線計画
無駄のない動線計画とは「効率的かつスムーズな動線を考慮した間取り計画」のことです。このような設計にしておけば、家族が快適に過ごすことができるだけでなく、家事や子育てなどの生活面にも大きなメリットがあります。
具体的には、子どもが自分で歩き始める頃には、親が部屋の移動の際にいちいち子どもを抱っこする必要がなくなります。また子どもが自由に動き回れるスペースを備えることで、子どもの成長や発達に応じた環境を整えることができます。
また無駄のない動線計画は、家事効率にも繋がります。 料理や洗濯、掃除など、家事を効率的に行うことで、時間や手間を節約できます。
②子どもの体格に合った建築設備
モンテッソーリ教育では、子どもが自分自身の興味に合わせて自由に動き回れることを大切にします。そのため、「子どもの体格に合わせた建築設備」にしておくことが重要です。子どもたちが毎日の習慣を身に付けやすくし、自立を促します。
具体的には「トイレに手すりを付ける、階段の高さを低めにする、電化製品や家具のコンセントの高さや配置を考慮する」といったことが考えられるでしょう。
子どもの体格に合った建築設備を備えることで、子どもたちは身体の発達にも良い影響を受けます。「自分でできた」という感覚が育つことで、自己肯定感も高まります。
③屋外空間にすぐ出られる
屋外にすぐ出られる環境があれば、自然と触れ合う機会を増やすことができます。 これにより子どもたちの体力向上や、自然との共生感覚を育むことができます。
また屋内での運動不足や室内空間の閉塞感から解放され、「子どもたちの精神的な安定」にもつながります。さらに家の中の空気の入れ替えや、日照りなどの問題を軽減することもできます。
具体的には家の中と外をつなぐ広い窓やドアを設置したり、庭に遊具を置いたり、屋根付きのベランダを設けたりすることが挙げられます。またバーベキューやキャンプが楽しめるスペースを設けたり、自然に親しめる環境を作ることで、子どもたちの自由な発想や想像力を育むこともできます。
ただし道路との境界にはフェンスを設置するなど、安全面には配慮が必要です。
④体に優しい建材
子どもたちの健やかな発達には、化学物質の少ない住宅建材が適しています。
例えば、床材には無垢材など自然素材のものがおすすめです。また自然素材を使用することで、防音や防音効果などのメリットがあります。 さらに空気清浄機能がある床材や壁材などもあり、子どもの健康を守るために選ぶケースも多いです。
また建材だけでなく、空気環境にも配慮が必要です。 換気設備を備えることで、室内の空気の入れ替えを促進できるでしょう。
⑤整理整頓しやすい収納スペース
上手に計画された収納スペースは、子どもが自分で整理整頓できるようなサポートに繋がります。
まず、整理整頓しやすい収納スペースを作るためには、収納場所を決めてから家具や棚を選ぶことが重要です。 衣類や小物は、サイズや種類に合わせて仕切りを設けたり、引き出しを使ったりすることで、整理整頓しやすくなります。 また子どもが自分で物を取り出しやすいように、低い位置に棚や引き出しを設置することも効果的です。
まとめ|モンテッソーリの考え方で成長を促す住まいに
本記事では、モンテッソーリ教育の概要や間取りへの生かし方についてご紹介してきました。
子どもたちの健やかな発達には「整備された環境」がもっとも大切です。住宅は毎日過ごす空間なので、間取りにも気を配るのがおすすめです。
モンテッソーリ教育の理念に基づき、快適な住まいを実現してみてはいかがでしょうか。
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