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注文住宅で起こりやすい『見積もりトラブル』6つの事例と対策
注文住宅の建築で起こりやすいトラブル。それは「見積書」を巡るトラブルです。
本記事では、どうして見積書に関連するトラブルが発生しやすいのか、6つの事例とともに紹介します。
非常に大きな買い物で、長く住み続ける注文住宅。トラブルで後悔が生まれないよう学んでいきましょう。
なお、見積書にはプランが確定したときに坪数×坪単価で算出する「概算見積もり」と、金額の根拠となる数量や金額が記載された、契約書に添付する「詳細見積もり」とがあるので、留意しながら見てみてください。
Contents
トラブル1:見積もりの項目・数量が間違っている
1つ目は「見積もりの項目・数量が間違っている」ことです。
あってはならないことですが、ハウスメーカーの担当者も人である以上間違いを犯すことはあります。見積書に記載されている商品の品番や数量が違うと、完成する建物の仕様や支払う金額が変わります。
1~2万円ほどなら大きな問題にはなりませんが、100万円単位で誤りがあり、裁判に発展するケースも存在します。
金額の大きな項目は明細をチェック
見積もりの項目や数量に関連するトラブルを避けるためには「明細を確認してチェックすること」が効果的です。
見積書には通常、金額を算出する根拠となった明細書が添付されています。明細書の数値を1つずつチェックすることで、明らかにおかしい項目・数値を発見できます。10万・100万とトラブルを起こすほど大きな金額の差異が生まれないようチェックしましょう。
複数社の見積もりを見ることで項目ごとの相場観が養われるので、相見積もりを取るのも効果的です。
>関連記事:注文住宅の見積もりはいつ何社に依頼すればよい?見方や注意点も知っておこう
トラブル2:見積もりの変更が反映されていない
2つ目のトラブルは「見積もりの変更が反映されていない」こと。
注文住宅の場合は、ファーストプランから何も変更を加えずに竣工までたどり着くことはほとんどありません。ファーストプランを元に建物の規模を調整したり、仕上げを変更しながら理想の家を作っていきます。
度々仕様の変更、及び金額の変更が行われるので、どの変更が最終なのか混乱してしまい見積もりに反映されていないという事態に陥る場合があります。
打ち合わせ内容はメモ。契約前に全て再チェック。
このトラブルを避けるためには「打ち合わせ内容は全てメモ。契約前にチェック」することが望ましいです。
ハウスメーカー側でも打ち合わせの内容は記録されていますが、施主自身もどの箇所を変更したのか記録して、契約用の最終見積書に正しく反映されているか確認しましょう。
なお契約後も、仕上材や壁紙、照明などの変更が加わることは珍しいことではありません。契約時の見積書からどの程度の変更が加わったのか、最終的な支払い時の精算額はいくらになるか、把握しておきましょう。
トラブル3:概算見積もりで契約を迫る
3つ目のトラブルは「概算見積もりで契約を迫る」こと。
先述したとおり、概算見積もりは坪単価に延べ床面積を掛けた簡易的なものです。詳しい仕様や数量は決まっておらず、本来は契約できる状態ではありません。
しかしハウスメーカーによっては、概算見積もりの段階で契約を迫ってくる場合があります。仕様や数量が曖昧なままでの契約は、変更があったときの金額増減の根拠が示しづらく、トラブルに発展する原因になります。
正式な見積もりをもらえないなら契約しない。
具体的な対応は「正式な見積もりをもらうまで契約しない」ことです。
先述したとおり、明細書の添付されていない概算見積書では契約の内容が不明瞭で、どんな規模・仕様の建物が建つのか分かりません。契約後の協議で詳細が煮詰められていったとしても、満足いく住宅が建築される保証はありません。
建物の規模・仕様など、金額の根拠となる資料がない状態で契約するのはやめておきましょう。
トラブル4:絶対必要な工事がオプション扱いに
4つ目のトラブルは「絶対必要な工事がオプション扱いになっていた」というもの。
注文住宅を住むことができる状態にするまでには、絶対に必要な工事があります。たとえば、道路に敷設されている水道管から宅内に水を引き込むための給水工事や、排水を処理するための下水・浄化槽の設置工事などです。
ハウスメーカーによっては、契約時の金額を安く見せるために必要な工事をオプションとして、見積もり金額に算入していない場合があります。工事が進む中で、追加工事として請求を迫られるケースもあります。
他社の見積もりと横並びで比較してみる。
必要な工事がオプションとして別途請求されるトラブルを防ぐためには「他社の見積もりと横並びで比較」することが効果的です。
同種の工事を並べて見ると「A社には入っている工事がB社には入っていない」などと、工種の不足に気づくでしょう。比較することで必要な工種が契約に入っていない事態を防げるのです。
なお、会社によって見積書の書き方は異なり、給排水工事が本体費用に含まれていたり、屋外工事に含まれていたり、異なる項目で集計されている場合もあります。見積もりについて疑問があれば、担当者に聞いてみましょう。
トラブル5:思っていた仕様・グレードと違うものが納品
5つ目のトラブルは「想像していた仕様・グレードと異なるものが納品されていた」というものです。
「ショールームで見た、あの製品を使いたい。見学会で使われていたキッチン天板を我が家でも。」そう思っていたのに、建築後に確認すると、異なる製品が入っていたら落胆してしまいます。
見積もり書に品番を明記してもらう。
このトラブルは「見積書に品番を明記する」ことで避けられます。壁紙・キッチン天板・ユニットバスの床材など、ほとんどの物には品番が振られています。見積書にも品番を明記すれば、間違える可能性を下げられます。
万が一異なる仕様のものが納入されていても、契約時の見積もりを参照して交換の指示ができ、トラブルを避けられます。
問題は契約後に変更をした場合です。変更後の最終の図面・仕様書はどれか、常に確認できるようにしておきましょう。
トラブル6:見積書・仕様書・図面の不整合
6つ目のトラブルは「見積書・仕様書・図面間での不整合」です。
見積書を作成するとき、根拠となる明細書があり、さらに仕様書・図面と根拠資料が続いていきます。これら根拠となる資料同士で不整合が発生したときも、トラブルに発展する可能性があります。
完成する住宅が想定していたものと異なる仕様になるほか、業者と施主間で金銭を巡るトラブルに発展する場合もある問題です。
全ての書類に目を通して疑問は解消する。
対処法は「全ての書類に目を通すこと」です。
いざ見積書を手に取ると、驚くほどの厚みがあり辟易してしまいますが、2,000万・3,000万もの大金をかけて建築し、長く住み続ける大切な家です。分からないなりにでも、目を通すことが大事です。疑問が生じたら担当者に確認するようにすれば、あらゆるトラブルを避ける防止弁にもなります。
まとめ│納得してから契約に進もう
注文住宅の建築で契約する前後で、見積書をまつわるトラブルについて解説しました。
見積書は、どんな広さ・仕様で、どの程度の金額で家が建てられるのか、その根拠が記載された大事な資料です。内容に不備はないか、希望は全て叶えられているか、確認して後悔のないよう注文住宅を建築していきましょう。
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