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間取り
小上がりの和室|高さや広さはどう決める?メリット・デメリットも
マイホームにおいて和室つくりたいと考えた場合に「小上がりの畳スペースを設けるのか」「フラットタイプの畳スペースを設けるのか」悩む方も多いでしょう。
今回は、小上がりの和室を設けるメリット・デメリットを解説するほか、小上がりにする際に悩みがちな「小上がりの高さや広さを決めるポイント」なども合わせてご紹介します。
後悔のない家づくりにするために、こちらのコラムを通して「小上がりの和室を設ける前に知っておきたい知識」を学んでおきましょう。
Contents
■小上がりの和室とは?
和室を取り入れる際には、いくつかの選択肢があります。
ひとつ目は、リビングやダイニングのほかに「和室専用の部屋」を一部屋設ける方法です。完全に独立した間取りとなるため、広々とした空間を確保できたり、普段づかいしなくても応接室や客室として多目的に利用できます。
二つ目は、上記のようにLDKと同じ空間にフラットな畳コーナーを設ける方法です。
床面積に余裕がない場合でも気軽に取り入れられることや、リビングとつながっているので気軽に利用しやすいのがメリットです。上記の部屋のようにドアなどで間仕切りを設けたり、壁やドアを取り払って完全に空間をつなげることもできます。
3つ目は、段差をつけてリビングの床よりも高い位置に和室を設けるタイプです。これを「小上がりの和室」と呼んでいます。
小上がりの和室は、機能面やデザイン面でさまざまなメリットがあるため、人気の和室タイプとなっています。その具体的な魅力については、これからくわしく解説していきます。
■小上がりの和室を設けるメリット
小上がりの和室を設けることのメリットは、大きく4つあります。
・収納量が増える
小上がりの和室を設けることで、収納量を増やすことができるというメリットが。
小上がりの段差部分には空間ができるため、そこに引き出し収納を設ければ、子どものおもちゃやクローゼットに入りきらない洋服などさまざまな物を収納することができます。
モノが多すぎて収納しきれない、家が大きくないため収納スペースをできるだけ確保したい、という人には嬉しいポイント。
・段差を椅子代わりにできる
段差になっていることで、そこに腰を掛けて椅子代わりにできるのもメリットのひとつ。
座りながらテレビを見たりホッと一息ついたり、子どもの友人が大人数で遊びに来たときなども椅子代わりとして利用できます。
フラットな和室だと、長時間座ると足が痛くなったり目線が下がるためテレビが見にくかったりしますが、小上がりの和室ならそんな心配はいりません。
・空間に立体感が生まれる
部屋全体がフラットになっているよりも、小上がりを設けることで空間に立体感が生まれるというメリットも。
小上がり部分の段差があることで、部屋にメリハリが生まれおしゃれな雰囲気を演出できるほか、畳コーナーの存在がより際立ってお部屋のアクセントにもなります。
・さまざまな用途で使える
小上がりの和室スペースは、各家族のライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができます。
たとえば、子どもの遊びスペースとして利用したり、赤ちゃんのおむつ替えや授乳スペースとして使ったり、テレワーク中の仕事場として利用することができます。
「〇〇をするための場所」と決めつけなくても、ライフスタイルの変化に合わせた自由な使い方できるので、和室を設けたあとに後悔することもありません。
<参考コラム>リビングに畳コーナーは必要?|活用方法とメリット・デメリットや小上がり和室についても解説
■小上がりの和室を設けるデメリット
続いては、小上がりの和室を設けるデメリットを3つお話しします。
・幼い子どもがいる場合には注意
小上がりの和室は段差があるため、幼いお子さんがいる場合は十分な注意が必要です。
大人にとっては大したことのない段差でも、走り回っている子どもが足を引っ掛けて転んでしまったり、畳スペースから落ちてしまったりなどの危険があります。
対策としては、和室の周りに空間を仕切るための間仕切りを設けて、親が目を離している間に子どもが立ち入ることのないようにしておくと安心です。
また段差があることで、和室では自動のお掃除おロボットが使えないといったデメリットも。
・バリアフリーには向いていない
こちらも段差があることで生まれるデメリットのひとつで、バリアフリーには向いていないという点です。
若いうちはあまり気にしなくても老後のことを考えた際に、段差が上がりにくい、車椅子では上がれないといったように、生活に支障がでてしまうことも。
どうしても畳スペースが使えなくなってしまった場合は、将来的にリフォームすることなども考慮に入れておきましょう。
・部屋が狭く圧迫感を感じることも
和室部分の縦の空間が狭くなることで、部屋全体に圧迫感が生まれることもあります。
もともと狭い空間に小上がりの畳コーナーを設けてしまうと、窮屈感が増してしまうので注意しましょう。小上がりの和室を設ける際は、天井の高さや段差の高さ・広さを十分に考慮して決めるようにするのがポイントです。
■小上がりの和室で後悔しないために
続いては「こんなはずじゃなかったのに・・」と後悔しないために、小上がりの和室を設ける際に気を付けるべきポイント3つについて解説します。
・最適な高さの決め方
最適な高さは和室の利用方法によっても異なりますが、基本的には「20〜40cm」に設定するのが一般的です。
10cmだと段差に気がつかずにつまずいてしまう可能性があるので、おすすめしません。バリアフリーに配慮したり腰掛けて利用するつもりがないのであれば、20cm程度がよいでしょう。
一方で、段差を椅子代わりに使用したり収納スペースを設けたい場合は、30〜40cmにするのがおすすめです。
・最適な広さの決め方
和室の広さは「3〜4.5畳」にする場合がもっとも多くいます。
特に4.5畳の和室がもっとも人気が高く、それだけの広さがあれば多目的に利用できるのでおすすめです。反対に間取りに余裕がない場合は、3畳程度におさめておくのも良いでしょう。
6畳以上の広さにする場合、一室の和室として独立させる間取りになるのが一般的です。
・間仕切りを設けるか
間仕切りを設けるか設けないかも、迷うポイントです。
間仕切りのあるタイプなら臭いや音が広がるのを防げたり、閉めてしまえば一室としてプラベートな空間を確保できます。一方で、扉を閉めているとLDKとの一体感が損なわれてしまい、和室の存在感が目立ってしまうというデメリットが。
間仕切りがないタイプは、LDKとの自然なつながりを感じられるほか、部屋全体に圧迫感が生まれにくいのがメリット。しかし、キッチンからの臭いやけむりが気になったり、ひとつの部屋として独立していないため客室や寝室とは利用できません。
■おしゃれな小上がりの和室【実例】
最後に、君津住宅がお送りする「おしゃれな小上がりの和室」をご紹介します。
・実例①
オープンキッチンとダイニング、リビングを縦に並べた開放感のあるお家。リビングの隣に小上がりの和室を設けています。
段差の下には収納スペースを設けて、収納力もアップ。リビングの真横に設けることで、腰掛けながらテレビを見たり子どもの遊び場にしたり、さまざまな使い方ができそうですね。
・実例②
こちらは、吹き抜けリビングの開放感たっぷりの間取り。奥には小上がりの畳コーナーが。
高い天井と大きな窓があるため、小上がりの和室を設けてもまったく閉塞感をかんじません。畳のうえなら、カーペットがなくても気軽に寝転がってお昼寝もできます。
・実例③
こちらの家は窓のすぐ真横に和室を設置し、光をたっぷりと取り込めるようにしています。段差の下ではなく、和室の奥に襖を設けて収納スペースをたっぷりと確保。
オープンキッチンから目の届きやすい位置に設けることで、子どもを自由に遊ばせながらお料理ができます。
<参考コラム>おしゃれなリビング小上がり和室の新築実例|千葉県の注文住宅づくり
■小上がりの和室のある注文住宅は【君津住宅】へ
小上がりのある和室を設けたマイホームを建てるなら、千葉県のハウスメーカー「君津住宅」にご相談ください。
地元密着ハウスメーカーだからできるきめ細かいサービスと幅広いラインナップで、お客様に合った理想の住まいづくりにお応えいたします。
木更津・鎌取の二か所には外観と間取りを体感できるモデルハウスもございますので、ぜひお気軽に活用ください。
住所 : 千葉県千葉市緑区鎌取町54-1他
電話 : 043-291-1500
アクセス : JR「鎌取駅」より徒歩6分
住所 : 千葉県木更津市貝淵3-13-49
電話 : 0438-20-3771
アクセス : JR「木更津」駅より徒歩22分。館山自動車道「木更津南IC」より約6分
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