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「DEN」のある間取りは魅力がいっぱい!注意点や間取りのコツをご紹介
最近増えている「DEN」のある住宅。
戸建て住宅やマンションの間取り図でも見る機会が増えたのではないでしょうか。
一方で、「DENってなあに?」という方もまだまだ多いと思います。
そこで今回は、「DEN」とはどういうスペースなのか、どんな魅力や注意点があるのかについてお伝えするとともに、「DEN」を取り入れた間取りのコツもご紹介します。
Contents
「DEN」とは
まず、「DEN」という言葉の意味を確認してみましょう。
「DEN」とはもともと英語で動物の「巣穴」や「ほら穴」のことをいい、時に「あじと」というような意味合いで使われることもあります。
そこから転じて住宅の間取りにおける「DEN」は、「書斎」や「隠れ家」などの意味を持ち、“家の中にあるちょっとした小スペース”といった空間を指しています。
もともと海外では書斎や書庫として「DEN」が取り入れられており、特に北米を中心とした地域ではアパートメントから戸建て住宅まで、多くの住宅に設けられています。
北米の「DEN」は、書斎などお父さんの場所としての意味合いが強いようです。
建築基準法上は居室とされないスペース
「DEN」をはじめとして、間取りのうえで似たスペースに「納戸」「サービスルーム」「フリースペース」「書斎」などがあります。
これらに正確な区別や定義はありませんが、共通している特徴として、「建築基準法上は居室とされないスペースである」という点が挙げられます。
建築基準法28条では、居室の定義として次のように定められています。
・採光のための開口部がその部屋の床面積の1/7以上の面積で設けられていること
・換気のための開口部がその部屋の床面積の1/20以上の面積で設けられていること
これらに合致しないスペースは間取り図には居室として表記されません。
したがって「DEN」等は、建築基準法上は居室とみなされないが特に用途に制限のない個室やスペース、ということになります。
形状はさまざま
上記の通り「DEN」に定義はなく、その形状に決まりはありません。
例えば通常の部屋のようにドア等があり、個室のように使える「DEN」もあります。
このような形状の「DEN」は独立した間取りになっているため、仕事部屋や勉強部屋としても使いやすいです。
周囲を気にせずに集中できる空間といえるので、最近増えているオンライン会議などにもうってつけといえます。
また、ドアや壁などによる仕切りのない形状の「DEN」もあります。
居室の一画に設けたり、中二階やロフト部分を「DEN」としたりした場合に多い形状です。
このようなオープンタイプの「DEN」は、家族とのつながりをある程度保ちながら使える空間として多目的に使えます。
間取りに取り入れたい「DEN」の魅力
続いて住宅の間取りに加えたい、「DEN」ならではの魅力をお伝えしたいと思います。
さまざまな用途に活用することができる
ここまででも少し触れたように、「DEN」はさまざまな使い方が可能です。
間取りのちょっとした空きスペースに「DEN」を取り入れることで、ざっと思いつくだけでも次のような用途があります。
・書斎
・ワークスペース
・スタディスペース
・書庫
・収納
・家事室
・趣味の部屋
・キッズスペース
まずよく使われる用途として、書斎やワークスペースがあります。
もともと「家を建てるならぜひ書斎をつくりたい」と考えている方も非常に多く、さらに近年のテレワークの普及も追い風となって、書斎やワークスペースとしての「DEN」のニーズも高まっています。
「DEN」は家族みんなで使える書庫や収納としても活用できます。
みんなの好きな本を集めて「我が家の図書館」とすれば、お家で過ごす時間もより楽しくなるのではないでしょうか。
また、ミシンやアイロンを常設して家事室として使えば、アイロンやアイロン台の出し入れ、ミシンの糸掛け、お裁縫道具の収納など日々のちょっとした家事をほんの少し楽にしてくれます。
個室タイプの「DEN」を間取りに取り入れたならば、映画や音楽を楽しめるホームシアタールームへも早変わり。
思い切り趣味に没頭して楽しむことができます。
オープンタイプの「DEN」であれば、子どものおもちゃ収納とプレイルームを兼ねたキッズスペースとしても最適です。
おもちゃがリビングに散らばることなく遊べ、かつ家族の目も届きやすいオープンな「DEN」ならではの使い方です。
家族構成の変化にフレキシブルに対応できる
このように多様性のある「DEN」を間取りに取り入れておけば、家族構成の変化にも融通を利かせて使用することができます。
例えば子どもが小さい内はキッズスペースとして使用し、少し大きくなってからはワークスペースにするといったように、子どもの成長に合わせて活用できます。
また、子どもの人数が増えて居室が足りなくなった時、個室タイプの「DEN」があれば子供部屋として利用することも可能です。
形状によっては節税効果も
「DEN」の形状によっては節税効果も期待できます。
いわゆるロフト部分に「DEN」をつくる際、条件を満たしていれば床面積に入りません。
条件はいくつかありますが、主に次の2つがポイントになります。
・床面積が、属する階の床面積の2分の1未満であること
・天井高が1.4m以下であること
これらを満たしている場合「小屋裏物置等」と分類されるため、床面積に入らないので固定資産税の節約にもつながります。
「DEN」を取り入れる際の注意点
このように魅力あふれる「DEN」ですが本来は居室扱いではないため、間取りに取り入れる際には注意点もあります。
電源の確保
本来は居室としてみなされない「DEN」では、電源を確保しておくことが大切です。
特にマンションや完成済みの建売住宅などに設けられた「DEN」には電源が設置されていないケースもあるため、確認が必要です。
はじめから間取りに「DEN」を取り入れる計画であれば、必ず電源の設置をしておきましょう。
ロフトに作る場合は電源の数や電話・ネット回線を引き込めないなどの制限があるため注意しなければなりません。
採光・通風・換気
隠れ家的な場所が魅力でもある「DEN」は、採光や通風が不十分になりがちです。
幅広い用途に使うためには、照明の配置や窓の設定をしておきましょう。
ロフトに「DEN」を設置する場合は、先に触れた電源と同様に制限があるため、可能なサイズでの窓の設置等によって通風や換気が十分にできるよう工夫しておくと後々便利です。
「DEN」のある間取りのコツ
では家のどこに「DEN」を設けるとよいのでしょうか。
「DEN」を取り入れる間取りにはちょっとしたコツがあります。
寝室横がねらい目
寝室は基本的にベッドルームとなるため、ある程度広さがありつつも壁面が他の部屋と比べて多くなりがちです。
そこで寝室の窓のない側や端の一部に仕切りを設ける形で間取りに取り入れれば、「DEN」をつくることができます。
寝室は基本的にご夫婦で利用するため、大人が利用する書斎や趣味の部屋として利用するにはピッタリの場所といえます。
また、明るすぎず落ち着きのある寝室横は、「DEN」を書庫や衣類などの収納場所として利用するにもちょうどよい場所でもあります。
デッドスペースを有効活用
階段下の空間やダイニングスペースの奥、洗面所と廊下の間などにできやすい、間取りの中のデッドスペースを「DEN」として有効活用するのもひとつのコツです。
特にリビング階段の多い昨今、奥行きはあるけれど上部に傾斜がある階段下は「DEN」ならではの心地よい窮屈さもあるため、「DEN」にピッタリのスペースといえます。
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リビング横なら幅広い用途に
家事室やワークスペース、スタディスペースやキッズスペースなどに利用したい場合は、リビング横の配置をおすすめします。
この場合はオープンタイプの「DEN」にしておくと、ライフスタイルの変化に合わせて用途を変えることもでき、幅広い使い方が可能になります。
まとめ
「DEN」は居室というくくりではないものの、だからこそ色々な用途に使うことのできるスペースです。
書斎としてだけなく、どんなことに使うかを考えるのも楽しいですね。
また、家族みんなで過ごす住宅だからこそ、そっと一人になれるスペースがあるというのは意外と大切です。
デッドスペースの有効活用にもつながる「DEN」を間取りに取り入れて、ちょっとお洒落に、毎日のQOLをほんの少し上げてみてはいかがでしょうか。
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